☆キュウリの育て方☆

【光】

嫌光性種子です。 種に光が当たると発芽が阻害されます。

【発芽適温】

15~40℃

【発芽最適温度】

25~30℃

【発芽日数】

種をまいてから4日から1週間程度で発芽播種後は、透明ビニール(穴を空ける)または、不織布などを掛け保温し、20~30℃を確保しましょう

【発芽後の管理】

苗が強く育つように日当たりのいい場所へ置いてください。日光がしっかり当たらない場所で育てると徒長してしまう可能性があります。

【生育温度】

10~35℃

【生育適温】

昼間22~28℃で、夜間17~18℃で、生活限界温度は7℃。10℃以下では生育が止まり薄い霜でも被害を受けます。また35℃以上でも生育が止まります。根の生育適温(地温)は20~23℃です。

【光飽和点】

4~6万ルクスです。光量が不足すると生育や側枝の発生が悪くなり曲がり果が発生します。

【土壌酸度】

キュウリの根の酸素要求量は大きく、乾燥にも多湿にも弱い。根系は極めて浅く、表土から15cm程度の所に広く分布しますが、有機質を十分与え、適湿にすれば比較的土質は選ばずできます。土壌pHは5.5~7.2が適当です。腐植質埴壌土でEC1.5ms/cm程度で、沖積埴壌土では1.2ms/cm程度で生育阻害されます。

【花芽分化】

雌花、雄花の決定は固定したものではなく、育苗中の特に温度と日長の影響を強く受けます。

 低温・短日で雌花の着生、着果が多く、着生節位も低くなり、高温・長日では雄花が多く着生し、飛び節となります。

【果実の発育障害】

日射量の不足、低温、土壌養水分の不足などにより、茎葉の発達の悪い場合や高夜温管理や養水分過多により茎葉が過繁茂となった場合に果形が乱れやすい。

 果実に発現する苦みはククルビタシンCという一種の配糖体で低温や日照不足、養水分の吸収不足、チッソ過多などが主な原因といわれています。ただし最近のキュウリでは苦みはほとんど発生しません。