☆オクラの育て方☆
【光】
嫌光性種子です。 種に光が当たると発芽が阻害されます。
【発芽適温】
25~30℃。2時間程度まで浸水処理し、以後は湿らせた紙の上に置き、乾かさないよう12時間以上経過させるといいでしょう。しっかり浸水します。
【生育適温】
20~30℃。
【適応土壌
土壌の適応範囲は広く、土質はあまり選びません。ネコブセンチュウの被害が大きいため、畑地よりも水田土の方が適しています。根が直根性なので、耕土が深く有機質に富む土壌の方が生産性は高くなります。
【生 育】
オクラは発芽後、丸型の子葉が2枚展開し、15~25日で第1葉を展開します。その後の新葉の展開は、3~5日おきで、気温の上昇とともに早まります。1番花は、播種後45~50日で4~5節目につき、クリーム色の清楚な花を咲かせます。オクラの花は1日花で、早朝から開花を始め、夕方にはしぼんでしまいます。
1番花開花までの生育は緩慢ですが、以後の生育は、気温の上昇とあいまって、生育スピードも早まります。生育が順調に進んだ場合、播種後70日で収穫が始まります。1番果は開花してから収穫までにやや日数がかかりますが、盛夏の時期には3~4日で収穫できます。
栽培は降霜時期まで可能で、4月に播種して10月まで栽培した場合、開花節位は約40節に、草丈は2~3mまで生育します。霜にあたると、生育は著しく阻害され枯死します。